急浮上俳優の服装が、なぜ注目されているのか
カナダ出身の俳優ジャック・イナネンが、ドラマのプロモーションでニューヨークに登場し、その着こなしが海外ファッションメディアで話題になっています。彼のスタイルは、いわゆる完璧なセレブ服というより、古着感、ストリート感、テーラードを軽やかに混ぜたもの。日本の男性にとっても、日常に落とし込みやすいヒントが多いのが特徴です。
ポイントは、頑張りすぎて見えないのに、色やシルエットにきちんと意図があること。派手なアイテムを着ている日でも、全体のトーンやサイズ感でバランスを取っているため、子どもっぽくなりにくいのです。
海外で注目された着こなしの要点
90年代風レイヤードを今っぽく
まず目を引いたのは、長袖Tシャツの上に半袖Tシャツを重ねる90年代風のレイヤード。ブルー系でまとめ、下は太めのユーティリティパンツ、足元は黒のレザーローファーという組み合わせでした。カジュアルなのに靴で締めることで、部屋着感を回避しています。
ストライプの重ね使い
プレミア会場では、グレーのピンストライプスーツに、ストライプシャツとストライプタイを合わせた装い。柄を重ねると難しく見えますが、色味を抑え、柄の主張を近いトーンでそろえると、意外にまとまります。日本のビジネスシーンでは少し攻めた印象になるため、まずはスーツとネクタイのどちらか一方から試すのが現実的です。
日本男性が取り入れたいポイント
- 派手色は一点だけにして、他を落ち着いた色で支える
- 太めパンツにはローファーや革靴を合わせて大人感を足す
- 柄を使うときは、色数を増やしすぎない
- バッグやネクタイなど小物の色をリンクさせる
- 古着っぽいTシャツは、清潔感のあるパンツと組み合わせる
特に参考になるのは、小物の色合わせです。彼は淡いブルーのネクタイとバッグをそろえ、黄みのあるシャツやデニムジャケットに合わせていました。日本でも、ネクタイと靴下、バッグとキャップなど、離れた場所の色を拾うだけでコーディネートに統一感が出ます。
実生活での活かし方
休日なら、白やグレーの長袖Tシャツに、少し明るい半袖Tシャツを重ね、ワイドパンツとローファーを合わせるだけで十分です。Tシャツの重ね着は若者向けに見えがちですが、色を寒色やアースカラーに抑えると30代以降でも着やすくなります。
オフィスカジュアルで取り入れるなら、細いストライプのシャツに無地のジャケット、または無地シャツにストライプタイが安全です。いきなり柄同士をぶつけるより、まずは一か所だけ柄を使うほうが失敗しにくいでしょう。
注意したい点
海外セレブの着こなしは、写真映えやイベント会場を前提にしていることがあります。日本の通勤電車、飲食店、職場では、過度に大きなロゴや挑発的なメッセージTシャツは浮く可能性があります。遊び心は大事ですが、行く場所に合わせた調整は必要です。
また、ワイドシルエットはサイズ選びが重要です。大きすぎるとだらしなく見えるため、肩幅、袖丈、パンツ丈のどこか一つは体に合ったものを選ぶとバランスが取りやすくなります。
まとめ
ジャック・イナネンのスタイルが面白いのは、テーラード、古着、ストリートを自由に行き来しながらも、色や小物で全体を整えている点です。日本の男性が真似するなら、まずは色を一点効かせる、革靴で締める、小物の色をリンクさせる。この3つから始めるのがおすすめです。派手な服を増やさなくても、いつもの服に少しの遊び心を足すだけで、印象はかなり変わります。