Sonos Beam Ultra初試聴で見えた小型サウンドバーの実力

Sonosの新型Beam Ultraが海外で話題に

米Sonosが新型サウンドバー「Beam Ultra」を発表し、海外メディアの初試聴レポートで好感触を得ています。価格は699ドルで、従来のBeam Gen 2と上位機Arc Ultraの中間に位置するモデルです。テレビ下に置きやすい比較的コンパクトなサイズながら、Dolby Atmosコンテンツで立体感を出す設計が大きなポイントになっています。

日本での価格や発売時期は地域によって変わる可能性がありますが、米国価格を単純換算すると10万円前後の高級サウンドバー帯に入ります。テレビ内蔵スピーカーからのステップアップとしては安くありませんが、映画、スポーツ、ゲームをまとめて強化したい男性読者には気になる存在です。

海外で注目される理由

Beam Ultraは7.1.2ch構成をうたうサウンドバーで、横方向と上方向へ音を放つドライバーを備えています。従来機では仮想的に空間表現を作る部分が多かったのに対し、新モデルでは物理的なスピーカー配置によって、より自然な方向感を狙っている点が注目されています。

デモでは映画の環境音、セリフ、重低音のまとまりが印象的だったとされています。小型サウンドバーの弱点になりがちな「声が聞き取りにくい」「低音が薄い」「音が正面に固まる」といった不満を、どこまで解消できるかが評価の分かれ目になりそうです。

日本の男性ユーザーが見るべきポイント

  • 65インチ前後までのテレビと合わせやすいサイズ感
  • Dolby Atmos対応の映画や配信ドラマを楽しみやすい
  • Sonos製ポータブルスピーカーをリアチャンネルとして組み合わせられる可能性
  • 上位機ほど大きく高価ではないが、入門機より本格志向

日本のマンションや戸建てのリビングでは、海外の広い部屋ほど音を大きく出せないケースも多いです。その意味では、爆音よりもセリフの明瞭さや音の広がりが重要になります。深夜に映画を見る人、PS5やXboxで臨場感を上げたい人、スポーツ中継の歓声を楽しみたい人には相性が良さそうです。

実生活での活かし方

まず考えたいのは、テレビ周りをどこまでシンプルにしたいかです。AVアンプと複数スピーカーを組む本格ホームシアターは魅力的ですが、配線や設置場所のハードルがあります。Beam Ultraのような一体型サウンドバーなら、テレビ台に置くだけで導入しやすく、家族の理解も得やすいでしょう。

また、Sonosはアプリ連携やマルチルーム再生に強いブランドです。リビングで映画、別室で音楽、必要に応じてポータブルスピーカーを追加する、といった拡張性を重視する人にはメリットがあります。すでにSonos製品を持っているなら、買い替え候補として検討しやすいモデルです。

購入前に注意したいこと

一方で、イベント会場や専用デモルームでの音は、自宅と同じとは限りません。壁の距離、天井の高さ、家具の量、床材によってAtmosの感じ方は変わります。特に上方向の反射音を使うタイプは、吹き抜けや高い天井の部屋では効果が弱く感じられる場合があります。

さらに、追加スピーカーやサブウーファーと組み合わせたデモは迫力が増して聞こえがちです。単体運用で満足できるのか、後からリアやサブを足す前提なのかは、予算面でも大きな違いになります。日本で購入するなら、返品条件や店頭試聴の有無も確認しておきたいところです。

まとめ

Sonos Beam Ultraは、コンパクトさと本格的な立体音響のバランスを狙った注目モデルです。テレビの音に物足りなさを感じているが、大掛かりなホームシアターまでは組みたくない人にとって、現実的なアップグレード候補になるでしょう。ただし、価格は決して安くなく、部屋との相性もあります。正式レビューや国内展開の情報を待ちながら、自分の視聴スタイルに合うか見極めたい製品です。


参考:On first listen, the Sonos Beam Ultra sounds great

PAGE TOP