いま注目したい“現代ウエスタン”の着こなし
カントリー色の強い音楽性と、映像的な世界観で注目されるアーティスト、シャブージー。ナイジェリア系移民の両親のもと、米バージニアの自然豊かな地域で育った彼は、NASCARやカントリーミュージック、ヴィンテージ服への愛着をスタイルにも反映している。GQで紹介された私服には、デニム、ヘンリーネック、ブーツ、ハット、ヴィンテージ小物など、男らしさを作る要素が詰まっていた。
海外で注目される理由
彼の服装が面白いのは、単なる“カウボーイ風コスプレ”ではない点だ。ウエスタン、ワーク、ストリート、ロックの要素を混ぜながら、現代の音楽シーンに合うリアルな服に落とし込んでいる。新作アルバムでもアメリカ西部のイメージを強く打ち出しており、服装と作品世界がつながって見えるのも魅力だ。
たとえば、色落ちしたジーンズに無地のヘンリーネック、履き込んだブーツを合わせるだけでも、派手なブランドロゴに頼らない“背景のある男”の雰囲気が出る。そこにハットやシルバーアクセサリーを一点加えると、音楽や映画の世界観をまとったような説得力が生まれる。
日本男性向けのポイント
日本でそのまま大きなテンガロンハットや派手なウエスタンシャツを着ると、街では浮きやすい。大事なのは、要素を全部盛りにしないこと。シャブージー的なムードを取り入れるなら、まずは“素材感”と“色”から始めるのが現実的だ。
- デニムは細すぎず太すぎないストレートを選ぶ
- トップスは白、黒、生成り、ブラウンなど土っぽい色にする
- ブーツは本格ウエスタンよりサイドゴアやレースアップで代用する
- アクセサリーはシルバーを一点だけに絞る
- 古着を混ぜるなら清潔感のある状態を選ぶ
実生活での活かし方
休日の街着
白のヘンリーネックに濃紺デニム、黒か茶のブーツを合わせるだけで、かなり雰囲気は出る。上に短丈のデニムジャケットやレザージャケットを羽織れば、居酒屋、ライブ、ドライブにも使いやすい。日本の気候なら、春秋はこの組み合わせが特に実用的だ。
大人っぽく寄せるなら
30代以上なら、ダメージ加工の強いデニムより、きれいめのストレートデニムやブラックジーンズが扱いやすい。ブーツも先の尖ったものではなく、丸みのあるプレーントゥを選ぶと、ウエスタン感を抑えながら男らしさを出せる。時計やベルトをヴィンテージ調にすると、さりげない深みが加わる。
注意点は“やりすぎない”こと
ウエスタン要素は印象が強いため、ハット、ブーツ、フリンジ、派手なバックルを同時に使うと衣装感が出やすい。日本の街では、まず一カ所だけ取り入れるくらいで十分だ。また、古着やブーツは味が魅力だが、汚れや臭いが目立つと一気に不潔に見える。手入れされた革、洗われたデニム、整えた髪型があってこそ成立する。
まとめ
シャブージーのワードローブから学べるのは、高価な服を並べることではなく、自分の背景や好きなカルチャーを服に反映する姿勢だ。日本の男性が取り入れるなら、デニム、無地トップス、ブーツ、シルバー小物を軸に、ウエスタンの香りを少しだけ足すのが正解。派手さよりも、自然体で語れる服を選ぶことが、大人のスタイルにつながる。
参考:The Real-Life Wardrobe of Shaboozey, Who Once Wrote a Song About His Favorite NASCAR Jacket