多忙な男ほど、筋トレは「盛る」より「保つ」へ
米カントリー歌手のライリー・グリーンは、ツアーや移動、ステージをこなす生活の中で、トレーニングの考え方を見直していると注目されています。ポイントは、ただ重い重量を追うのではなく、長いキャリアを走り切るための体づくり。これは芸能人だけの話ではありません。出張、残業、家庭、飲み会が重なる日本の男性にも、そのまま応用しやすい発想です。
海外で注目される理由
アメリカのフィットネス文化では、近年「見せる筋肉」だけでなく、移動や仕事の負荷に耐えられるコンディショニングが重視されています。ツアー中のミュージシャンは睡眠時間が乱れ、食事も外食中心になりがちです。その中で毎回パフォーマンスを落とさないためには、筋力、心肺機能、柔軟性、回復力をバランスよく整える必要があります。
ライリー・グリーンのようなアーティストがトレーニングを再設計する姿勢は、「鍛えること」と「働き続けること」を切り離さない点で支持されています。ジムで限界まで追い込んで翌日動けないより、翌朝も声を出し、移動し、仕事をこなせる体のほうが実用的というわけです。
日本男性向けのポイント
1. 高重量だけにこだわらない
ベンチプレスやスクワットの数字を伸ばすことは魅力的ですが、忙しい時期は無理に自己ベストを狙わない判断も大切です。週2〜3回の短時間トレーニングでも、フォームを丁寧にし、全身をまんべんなく動かせば十分に意味があります。
2. 体幹と下半身を優先する
長時間のデスクワークや車移動が多い人ほど、腰、股関節、背中が固まりやすくなります。スクワット、ランジ、ヒップヒンジ系の動き、プランクなどを取り入れると、姿勢維持や疲労軽減に役立つ可能性があります。
3. 回復もメニューに入れる
トレーニングを頑張る男性ほど、睡眠やストレッチを軽視しがちです。しかし多忙な生活では、回復不足がケガや集中力低下につながります。入浴、軽い散歩、寝る前のスマホ時間を減らすことも、広い意味ではトレーニングの一部です。
実生活での活かし方
日本のビジネスマンなら、まずは「週に何回ジムへ行けるか」より「続けられる最小単位」を決めるのがおすすめです。たとえば平日は20分、休日に45分という形でも構いません。
- 平日朝に自重スクワット、腕立て、プランクを各2〜3セット
- ジムでは胸、背中、脚を1種目ずつに絞る
- 移動が多い日はストレッチとウォーキングだけにする
- 飲み会翌日は追い込まず、睡眠と水分補給を優先する
「毎回完璧にやる」より、「崩れた日でもゼロにしない」ほうが、長期的には体が変わりやすくなります。
注意点
海外セレブの習慣は刺激になりますが、体格、仕事量、サポート体制は人それぞれです。痛みがある状態で無理をしたり、短期間で急に負荷を上げたりするのは避けましょう。持病や強い違和感がある場合は、医師や専門家に相談するのが安全です。また、食事も極端な糖質制限や過度なサプリ依存ではなく、たんぱく質、炭水化物、野菜を日常の範囲で整えることが現実的です。
まとめ
ライリー・グリーンのトレーニング再設計から学べるのは、男の体づくりは若さや勢いだけでなく、仕事を続けるための戦略でもあるということです。重さを競う日があってもいい。ただし、疲れにくく、ケガをしにくく、翌日も動ける体を目指すことが、大人の筋トレには欠かせません。忙しい今こそ、鍛え方を一度見直してみる価値があります。
参考:Riley Green Is Rebuilding His Workouts to Outlast His Expanding Career